よくあるご質問

よくあるご質問


高血圧や糖尿病と診断され、薬を飲み始めたら一生やめられないのでしょうか?

必ずしも飲み続ける必要はありません。 食事療法や運動療法を生活習慣に取り入れることによって、薬剤を中止することが期待できます。



隠れ脳梗塞と言われましたが、放置してよいのでしょうか?

高齢者において現在、頭痛やめまい、物忘れ等の自覚症状がなく高血圧、高脂血症、糖尿病といった成人病を患っていなければ経過観察でよいと考えます。
但し、半年から1年に1回は精密検査を行った方がよいと思います。



メタボリックシンドロームって?

日本人の3大死因は、がん・脳卒中・心臓病です。
その内、心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因は、「動脈硬化」です。
「動脈硬化」を引き起こす危険因子としては、コレステロールが知られていますが、最近の研究で肥満(特に内臓のまわりに脂肪が蓄積した内臓肥満)が様々な生活習慣病を引き起こし、「動脈硬化」の要因であることがわかってきました。

内臓に脂肪が蓄積し、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすい状態が、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」です。
これらの病気はお互いが密接に関係して発生しています。
数多く合併するほど「動脈硬化」を進行させ、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などの脳血管疾患を起こしやすくなります。

ご自身が、「メタボリックシンドローム」なのか、その予備軍なのかを早期に把握することが非常に大切です。



高血圧だとどうなりますか?

高血圧は脳や心臓に障害を起こします。
高血圧では、血管の壁に高い圧力が常にかかっているため、血管の壁が障害され、壁が厚くなり、動脈硬化を起こします。
脳の血管が障害されると脳出血・脳梗塞になります。
また心臓の冠動脈(心臓に栄養を送る動脈)が障害されると狭心症や心筋梗塞になります。



高血圧治療のポイントは何ですか?

高血圧治療の基本は「生活習慣の改善」です。
食事や運動療法に加え、禁煙やストレス解消をこころがけましょう。

それでも血圧が高い場合には、降圧薬による治療を開始することとなります。
降圧薬を服用していても、生活習慣の改善は続けなければなりません。



動脈硬化とは何ですか?

動脈硬化とは、血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化したり狭くなってしまうことです。
動脈硬化により脳血管疾患や心疾患を引き起こします。



糖尿病は治るのでしょうか?

残念ながら現在の医学レベルでは糖尿病を治すことはできません。
しかし、食事と運動の基本を守って、必要に応じ飲み薬やインスリン注射の助けを借りて、良い状態に保たれていれば健康な人と同じように日常生活を送ることができます。
また、それにより血糖を正常域に近づければ合併症を防ぐことができます。






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